NECディスプレイソリューションズ(東京都港区)は、フルハイビジョンのデジタルサイネージを構築できるメディアプレーヤ「MP-01」を8月下旬から発売する。このMP-01と映像表示装置だけの最小構成で、「簡単に、かつ安価にデジタルサイネージが実現できる」(同社)。
デジタルサイネージとは、液晶・プラズマパネルやプロジェクターなどの大型表示装置とITシステムを使った情報や広告の表示システム。その市場は拡大しており、最近ではホテルや交通機関、アミューズメント施設などの商業施設、公共施設で普及してきた。
MP-01では、映像機器に表示する番組(コンテンツ)を、標準添付されたオーサリングソフトウェアで動画、写真、オーディオなどを組み合わせて作製。作製した番組をUSBメモリ経由でMP-01に送るだけでフルハイビジョンの美しい映像を表示してくれる。
表示レイアウトは多彩に構成できるほか、番組の開始、終了、別番組表示への切り替えの設定も簡単に行える。
業務用途に使用されるデジタルサイネージでは、長時間の連続運用を考慮した設計が求められるが、MP-01は長寿命部品を採用。また、ハードディスクや冷却用ファンなどの機械的駆動部品を削減したことで、「高い信頼性、安定性を実現した」(同社)。
問い合わせ先は、NECモニター・インフォメーションセンター(TEL0120・975・380)。
メディアプレーヤMP-01